【初心者向け】イメージ通り撮影ができる! 一眼レフのマニュアル設定
こんにちは撮影ティブの成田です。
前職ではバラエティ番組を中心にTV番組のディレクター業務を主に行なっておりました。撮影ティブではSNSの運用も担当しており、一眼レフで撮影することがあり写真撮影を勉強しています。
SNSを見ると写真や動画が溢れていますが、どうやったらあのような写真や動画撮れるか気になりませんか?あのような写真を撮るには、f値・シャッタースピード・ISO感度の3つの設定を理解することが大切だと学びました。
そこで今回は、入社して学んだ知識を元に、一眼レフで撮影したことがない初心者の方でも簡単に目的に合った写真が撮れるようになれるように、カメラの使い方レクチャーしていきます!
目次
f値でボケをコントロール
まずはf値から!
f値(絞り)とはレンズから入る光の量を調節する部分です。レンズから入る光の量を調節することでピントの合う範囲を決めることができます。
①f値を開放(小さく)すると?
f値を開放すると光の入る穴の開きが広くなります。その為、光を多く取り込め明るい写真を撮ることが出来きます。また、ピントの合う範囲(被写界深度)は狭くなり、ピントの合っている範囲以外の背景や前景のボケが大きくなります。※参照:左の画像
②f値を絞る(大きく)すると?
f値を絞ると穴の開きが狭くなるので、光を取り込む量は少なくなり暗い写真になってしまいます。ですが、ピントの合う範囲(被写界深度)が広くなり、全体的にボケが少ない写真になります。
※ 参照:右の画像
ポートレートなど背景をぼかしたい撮影を行う場合はf値を低くし、風景写真や集合写真など全体をくっきり見せたい撮影を行う場合では、f値を高く設定するのが定番。f値を絞ると暗くなってしまう分は、シャッタースピードとISO感度で調整します。
シャッタースピードで動きを決めよう
シャッタースピードとは、カメラに光を取り入れるためのシャッターが開いている時間の長さのことを言います。
例えば、1/60秒のシャッタースピードは、シャッターが1秒を60等分した時間(約0.017秒)だけ開いていることを意味します。被写体を撮影する際に、シャッターが開いている時間が短ければ短いほど、被写体の動きが止まったような写真を撮ることができます。※ 参考:左の画像
一方、シャッタースピードが遅い(長い)場合は、シャッターが開いている時間が長くなり、その分被写体の動きが写り込むので被写体の動きがボカされたり、動きが流れるような表現を得ることができます。
※参考:右の画像
また、シャッタースピードは、光の露出量を調整するための重要な要素でもあります。シャッタースピードが速ければ、カメラに入る光の量が少なくなるため、写真全体が暗く見えてしまいます。
一方、シャッタースピードが遅ければ、カメラに入る光の量が多くなるため、写真全体が明るく見えます。先程も説明した通りf値を絞ると暗くなるので、シャッタースピードも確認しつつ調整していきましょう。f値・シャッタースピードも調節したら最後はISO感度で明るさの最終調整です!
ISO感度で光の量を調節しよう
ISO感度では、レンズに入った光の量をどれだけ増幅させるか(明るくさせるか)を調節します。
ISO感度の数値を上げると、暗い環境でも明るい写真を撮影することができます。上記の右の写真はかなり暗い部屋の中で撮影してISO感度で無理やり明るさを増幅させた写真になります。
f値を絞ってる場合やシャッタースピードが短い場合は写真が暗くなってしまうため、ISO感度を上げることで明るさを調整することが可能ですが、ISO感度を上げすぎると参考画像のようにノイズが入り、画質が荒くなってしまうので撮りたいものによって判断して撮影していきましょう。
カメラ設定をマスターして目的に合った写真を
f値、シャッタースピード、ISO感度についてお伝えしてきましたが、慣れるまでは考えることが多く大変だと思いますが、目的に応じてこの要素をコントロールできると、上達への一歩となります。また、マニュアル設定ではなくオート設定で撮影しても良い写真は撮れますが、この3つの要素を理解してマニュアル設定で撮影していくと、表現の幅が広がり、写真や動画の新しい楽しさを発見できると思います。
オート設定で撮影していた時に比べて様々な表現ができるようになってきましたが、もっと勉強することが沢山あります。撮影ティブではカメラが使えない方でも撮影に行く機会も多いので、カメラを学びやすく成長できる環境になっています。これからも撮影について学んだことがあればブログの方に書いていきたいと思いますので一緒に成長していきましょう!