【広報担当者向け】広報活動における動画の活用性

こんにちは撮影ティブの成田です。
広報担当者の皆さん、「広報動画を作りたいけど、何から始めたらいいか分からない」という悩みをお持ちではありませんか?
そんな悩みをお持ちの方から多く質問されるのが「良い機材って何?」「編集ってどうやったらいいの?」といったこと。確かにカメラや編集ソフトの技術によって動画の質が変わります。ですが、それ以上に動画市場やトレンドを理解することが重要なんです。
今回は広報活動における効果的な動画とは?という視点から動画の「考え方」と「構成」について解説していきます。

目次

  1. 良い広報動画とは?
  2. 現在の動画市場のトレンドとは?
  3. 動画構成の考え方
  4. 戦略的かつ長期的に考えることが重要

良い広報動画とは?

良い広報動画とは、「伝えたい内容をターゲットに明確に理解してもらうこと」だと考えています。
動画は短時間で写真や文章に比べて多くの情報を視聴者に伝えることができる為、魅力的でインパクトのあるメッセージや内容で構成や編集を考えなければいけません。一方で編集の技術などに頼ってしまうと本来の目的が疎かになり、雰囲気は良いけど中身がない動画に仕上がります。そうならないよう、動画を制作する前には目的を明確化しターゲットとなる視聴者を理解することが大事になってきます。現代の動画市場やトレンドを知っているとより良い動画を作ることができます。

現在の動画市場のトレンドとは?

広告動画を配信する媒体をはじめ、視聴者が広告に接する端末や場所、場面も多種多様になり、それぞれに合った表現によるコミュニケーションがますます求められるようになってきています。
SNSだけでもInstagramやX(元ツイッター)など様々なアプリがリリースされており、従来の横画面だけでなく縦画面の動画も主流になってきました。また近年では縦型動画の普及によりショート動画が多く見られる。理由としては、縦型のプラットフォームはスワイプされやすいので、短い尺で最後まで情報を伝えきることが重要だからです。
このようなことを念頭におきながら動画構成について考えていきましょう。

動画構成の考え方

動画を作りたいと思った時には「Why」「Who」「When」「Where」「What」「How」の5W1Hを意識する必要があります。この情報整理がなぜ重要なのか順序にご説明していきます。

①「Why:なぜ?」
なぜこの動画を制作するのかということを明確にしましょう。
例えば、企業のブランド認知の向上、商品の特徴の紹介、新サービスの宣伝、などの具体的な目的を持つことが重要。この具体的な目的を失うと何を伝えたい動画なのか分からなくなり、動画を配信することで思ったような効果を得ることができません。

②「Who:誰に?」
誰に届けたいのかターゲットを明確化し、ペルソナを設定します。
視聴者の興味やニーズを理解し、それに応じた内容やトーンで動画を制作することが重要。ターゲットのモチベーションに合わせた動画を作成しないと、伝わりづらかったり興味を引くことができなかったりするので、ペルソナを意識しなければいけません。

③「When:いつ?」
その動画はいつ見られるのかをイメージすることが大切です。
例えば、通勤時間の電車に乗っている時、携帯や電子広告に流れている動画を思い浮かべてみて下さい。
どれも1分もない短い尺の動画だけど印象は残ってませんか?
一方で、しっかり調べてる時の動画は尺は長いけど内容はしっかりとわかるのものが多いですよね?このように、短い動画はインパクト重視の目に付きやすい構成になっており、長い動画は調べた人の知りたい情報がちゃんと分かる構成に作られています。
これをイメージしながら制作していくとターゲットにさらに印象や内容が伝わりやすい動画になっていきます。

④「Where:どこで?」
制作した動画をどこで配信するか制作する前に考えることも重要。
前章でもご説明しましたが、配信する場所によってトレンドや相性、視聴者が違います。ターゲットの年齢や環境を想定しながら、興味を引くビジュアルや構成を考えましょう。また、Tiktokなど縦画面で納品しなければいけないものあるので縦横比も確認しておきましょう。
どこで動画を使うのか、また複数の場所で動画を流す場合にはそれぞれの特徴を念頭におきながら構成を考えないといけません。

⑤「What:なにを?」
動画を通して「何を伝えるか」検討しましょう。
例えば、会社を知ってもらう動画を制作しようとした時、その動画のテーマとして会社の概要や社員の想いが考えられます。テーマを判断する為に「Why:なぜ?」との一貫性を確認します。認知の拡大を目的とした動画なら会社の概要をテーマに、効果的な採用活動を目的とした動画なら社員の想いをテーマにすることが有効です。客観的に見た時、「Why:なぜ?」に結びついているのか確認しましょう。
そもそも動画でターゲットに発信するのがベストなのか一度振り返るのも良いかもしれません。

良い広報動画にはこの「5W」を俯瞰的に見ることが大切です。

⑥「How:どんな?」
最後にようやく上記の「5W」を踏まえて手段を考えていきましょう。
内容によってはアニメーションを多用したり、インタビューを撮影したりと伝える手段が沢山見えてきてしまいますが、「5W」を意識すればおのずと絞られていきます。
先程の「良い機材とは?」「良い編集ソフトは?」という話は、ここの「How:どんな?」のフェーズです。
効果的な動画を制作をすることは「How:どんな?」の前に「5W」を意識することが重要です。

戦略的かつ長期的に考えることが重要

説明してきた通り、闇雲に動画制作をするのではなく、戦略を立てながら動画を制作が大切になってきます。
近年ではAIによる動画制作なども誕生し誰でも簡単に動画を作れる時代になってきました。だからこそ、どんなに雰囲気が良くても中身がなければそれは目的を達成した動画とは言えません。伝えたい情報を細分化しベストな選択をしていただければと思います。
撮影ティブでは企業広報活動の外部パートナーとして、ブランドが伝えるべきメッセージの整理から自社でやるには難しい高品質な動画やVR・ARなどの製作も継続的な撮影体制でサポートさせて頂きます。
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