【カメラ初心者向け】写真が上手くなるためには、構図を考えながら撮影する!

こんにちは、撮影ティブの成田です。前回はカメラの基本設定についてお話しいたしました。
カメラの基本的な使い方はわかっているけど、SNSで色々な人の写真を見ていると、素敵だなと思う写真と同じ様に撮影してるつもりが何か違うなと悩んだことありませんか?
3月に撮影ティブに入社して一眼レフを使い始めた私も、「最初は何が違うのか・どうやったらSNSで見るような良い写真が撮影できるのか」分かりませんでした。
私もまだ勉強中ではありますが、良い写真を撮るにはセンスではなく構図などのポイントを抑えれば撮影できると気付けました。
そこで、今回のブログでは良い写真を撮るための考え方について私が学んだことをお伝えしたいと思います。

目次

  1. そもそも、良い写真とは?
  2. パースを意識した構図で、写真に奥行きを出す
  3. 余白を使って、メッセージ性を表現する!
  4. 2分割構図 & 長時間露光でリフレクション
  5. 長時間露光で光の線を描く
  6. 様々な構図を使って自由な表現を

そもそも、良い写真とは?

良い写真の定義は個人によって違うと思います。
私はその中の1つとして「伝えたいことが表現できていること」だと考えています。
写真は、その場で見た感情や想いを景色と共に写真に収め、見た人に届けられるかが大事。
その為には写真を撮影する際に、何も考えず撮影するのではなく、「これ(目的)を表現したい」とテーマを決めることが良い写真を撮影する一歩だと考えています。
今回は日比谷公園や東京駅周辺で撮影した写真を使って、表現したかったテーマと共にテクニックを紹介していきます。

パースを意識した構図で、写真に奥行きを出す

【撮影時カメラデータ】f値7.1・ISO感度800・シャッタースピード1/200

ポイント①:パースを意識!
パースとは遠近感や遠近法という意味。
パースをつけた構図で写真を撮影すると、人の目線を収束している方へ誘導することができます。
今回は右側から左へ目線を誘導、この写真の主役である2人に注目させてから、ビル群を見るように誘導。そうすることで、ベンチに腰掛けて公園やビルを眺めていることを表現できます。

ポイント②:時間を表現するピンクががかった色味
写真全体の色温度は、撮影した時間が朝 or 夜なのか、晴れ or 曇りなのかなど、多くの情報を感じさせることができます。
今回撮影したのは夕方。1日の終わりかけを表現したかった為、無理やり明るくするのではなく、全体の露出を抑えながら、ビルに反射する夕焼け前のピンク色を残すように調整。
その結果、情緒がある雰囲気を演出し、写真に物語が生まれます。

余白を使って、メッセージ性を表現する!

【撮影時カメラデータ】f値9.0・ISO感度320・シャッタースピード1/200

ポイント:モチーフを中心にしないことで生まれる物語
この写真の主役はビルの屋上にあるクレーン、今日の働きを終えた2台が向きを揃えています。
三分割構図を取ったときに、上&右列に空の余白を残すことで、クレーンが空を見上げている雰囲気を演出。今日も頑張ったといった達成感と明日も頑張ろうといったメッセージを感じさせることが出来ます。

2分割構図 & 長時間露光でリフレクション

【撮影データ】f値22.0・ISO感度100・シャッタースピード15.0

ポイント①:2分割構図で、主題を明確化
この写真で伝えたいのは夕焼けの美しさ。それを強調するために池に夕焼けをリフレクション(反射)させて2分割構図にし、バランスを保ちつつ広がりを表現。また、リフレクションさせることによりシンメトリーを表現することができ、魅力的な世界観を演出してます。

ポイント②:水面の波を滑らかにして、よりリフレクションを強調
この写真を撮影する際、15秒間シャッターを開いています。目で見ると池の水は波があるのですが、長時間露光すると写真のように滑らかすることができます。池などの水面でリフレクションを表現する時はとても有効な手段。
また、フィルターを開いている間、雲も15 秒分動くのでよりダイナミックな表現をすることができ、存在感を出すことができます。
この写真のように長時間露光をしていると前回のブログで説明した通り、写真全体が明るくなってしまうので、撮影時にはNDフィルターというレンズから入る光の量を減らすフィルターを入れて夕暮れを表現してます。

長時間露光で光の線を描く

【撮影時カメラデータ】f値16.0・ISO感度125・シャッタースピード2.0

ポイント①:長時間露光による光の操作
今回の主役であるBEAMSは光線という意味があるそうで、それに合わせて車のランプをビームのように見せるよう表現。このような車のテールランプなどの光の軌跡を移した光跡は、長時間露光で撮影することにで初めて表現することが出来ます。
先程の波を滑らかにした写真でもそうですが、長時間露光で撮影する際は少しのブレも影響してくるので三脚を使用しカメラが動かないように撮影することをオススメします。

ポイント②:3分割構図で写真に安定感を出す
この写真を撮影する際、主題の大きさに迷いました。そこで今回は3分割構図でBEAMSの看板を真ん中の枠の中に入れ、収まりの良さでバランスを取りました。
また、下からビーム、BEAMSの看板、ビルエリアと分けることで色のコントラストを表現。

様々な構図を使って自由な表現を

「なんか良いな」というのは、様々な理由が存在するからだということを理解して頂けたのではないでしょうか?構図の種類は紹介できていないものも含め沢山あり、その分表現方法も無限にあるので考えながら撮影すると上達すると考えてます。
私自身も目で見て感動した景色を表現するには、もっと考えながら沢山の写真を撮らなくてはいけないと改めて感じました。これからも風景写真含め様々なニーズに合わせた写真を撮れるように努力していきます。
撮影ティブでは、他にもカメラの知識や構図など一から学ぶことが出来る為、学んだことを今後もブログで更新していきます!

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